CD-R/RW/DVD 利用可能なコンボドライブを活用 [2] CD-R/RWを使う

■CD-R/RWを使う
■CD-RWの使い道
 CD-Rは1回のみの書き込みの可能なメディアであり,書き換えは不可能なメディアです. 一方CD-RWは,1000回程度まで書き換えの可能なメディアです.そのため,この部分だけ に着目すると,CD-RW の方が使い勝手が良さそうに思えます.しかし,実際には CD-R/RW ドライブを所有していても,CD-RW ドライブとして使用している人はそれほど多くは無い のではないでしょうか.

 思うにこの原因は,

  • CD-RW メディアは必ずしも全てのCD-ROMドライブで読めるわけではない
  • CD-RW 書き込み/書き換えスピードは CD-R よりも大幅に低い
  • CD-Rを使用した場合であっても,擬似的にフロッピーのように使えるソフトも存在している(DirectCD等)
  • メディア単価がCD-RWよりもCD-Rの方が圧倒的に安い
 などではないかと思います.

 私も以前は『これからは CD-RW だ!』と,ばかりに,最初に市販された CD-RW ドライブである Richo の MPS6200SZ という内蔵型 CD-R/RW/CD-ROM 2/2/6 倍速のドライブを購入しました.そしで同時に,メディアとして CD-RW の2倍速まで対応の タイプ(当時2000円台後半),3枚ほど購入しました.しかし,現在そのうち の2枚は封も開けずにそのままの状態で残っています...

 Hi Speed CD-RW が出た後,多くの雑誌では,『これでようやくフロッピー感覚で利用 できるようになった』と,紹介されました.しかし,個人的には 『そんなことはないんではないかなぁ』と,思っています.使い勝手としては,MO ドライブの方が 遥かにフロッピーに近い感覚で利用できます. MOに対してCD-RWが持っているアドバンテージは,大抵のPCに接続されているであろう CD-ROMドライブで,『ドライブ側で対応していれば,読み込むことも可能』ということと, 書き込みドライブがCD-ROMドライブと共用できるということでしょうか.

 私は CD-RW に対して過大な幻想を持たず,初期化可能な CD-R としてのみ使用 しています.つまり,パケットライトで書き換えを行わず,『一括初期化→CD-Rとして利用→不要になった際に再び初期化』 という使い方のみしています.

■CD-Rの使い道
 CD-Rドライブが最も利用されている用途は,おそらくイリーガルなソフトのコピーでは ないでしょうか.Webを検索すると,各種プロテクトを外す機能付きのソフトを数多く 見付けることができます.しかし,本ページでは敢えて違法性の伴う可能性のある用途に 関しては言及を避けることにします.

 CD-R メディアの特徴として以下のようなものが挙げられます.

  • 手頃な容量(650MB〜800MBまで)
  • メディアが安い(1枚100円以下)
  • 誤消去の心配が無い,保存時に磁気の影響を受けない
  • 再生用ドライブが無くなる可能性は低い
  • 耐用年数が比較的長い
 個人的で扱う程度の容量を,手軽にバックアップしたり保存したりする用途にはうってつけの 容量とコストパフォーマンスであると言えます.また,殆どのPCに読み取り可能なドライブが搭載さ れており,かつ,これから数年以内にCD-Rのデータを読み込むことの可能なドライブが無くなること はまず考えられない状況を考えると,データ受け渡し用のメディアとして使用したり,保存用のメディア として利用するには最適なものと言えそうです.

 ただし,『耐用年数』に関しては少し注意が必要です.

 メディアメーカーの公開している資料を読むと,保存環境さえ良ければ100年は持つと書かれ ています.しかし,これは限定された環境下で保存した場合の理想値であると見た方が良いでしょう. 個人的には,少し環境に気をつけ て保管していても,10年〜20年くらいが耐用年数であると思います.その間に,重要なデータば 別のメディアにコピーし直すようにし,メディアが原因の事故は防ぐようにした方が良いでしょう. 例えば太陽光の紫外線が当たる所に保管していると,1週間程度でメディアが読めなくなったり することがありますし,湿気によってメディアが腐食してしまうときもあります.また,メディアの耐久 性はメーカーによってかなりの差があるようですので,長期保存を考えている場合は,三井化学や TDKのような,実績のあるメーカー製のものを使用することをお勧めします.

 私の場合,CD-Rの用途は大抵データのバックアップ(常にディスク上に置いておく必要の無い データはCD-Rに書き出してディスクから削除している)ですが,その他,以下のような事柄にも 使用しています.

  • リカバリーCDの作成
  • PC以外の用途への利用
 リカバリーCDとは,メーカー製PC等によく同梱されている,メーカー出荷時の状態にディスク内容 を戻すためのCDです.何らかの原因によりディスクがクラッシュした場合や,購入直後の状態に戻したい ときに使用します.殆どのリカバリーCDでは,CD-ROMブートした後,簡単な操作でディスクの パーティション分けから環境を復活させる所まで行うことができます.

 自作PCでは当然このようなCDは付いてきませんので,ディスククラッシュした場合には『OSの 再インストール->各種ソフトのインストール->各種設定』と,いうような作業を長時間かけて行 わなければなりません.特にソフトのインストールや設定は,数が多い場合は苦痛だと思います. しかし,DriveImage のようなソフトを使用し,ディスクの内容をCD-Rにバックアップしておくと,簡単に自分の環境を復活させる ことが可能な『リカバリーCD』を作成することができます.容量が CD-R 1枚に収まらなかった場合は複数 枚に分割してバックアップされるほか,リカバリー時にはメーカー製リカバリーCD同様,CD-Rからブート して簡単に環境を復活させることが可能です.

 なお,DriveImage を使用してリカバリーCDを作成するためには,このソフトに対応したCD-Rドライブ が必要になります.サポートしているドライブのリストは Drive Image 2002のCD-Rドライブリストで参照可能です.ちなみに,TOSHIBA SD-R1002 および RICHO MP9120は両方とも対応していますが,場合によってはドライブのファームウエアをupdateしな ければならないかもしれません.

 次にPC以外の用途への利用ですが,これは CD Player や DVD/Video-CD Player での再生が 可能なメディアを作成することを指しています.大抵のCD-R/RWライティングソフトにはAudio CDを作成 するための機能が備わっており,好きなアーティストの好きな曲を集めたオリジナルCDを作成するようなことが 可能です.また,Video CDに関してはいずれ別のページで解説したいと思いますが,キャプチャーした MPEG1ファイルを VideoCD という規格で CD-R に焼くことにより,DVD/Video CD プレイヤーで再生 可能な動画ソフトを作成することが可能です.

 ただし気をつけなければならないことは,前述したとおり,民生用のプレイヤーによっては,プレスされた CDと比較して低反射率 CD-R には対応していないものもあるということです.このようなプレイヤーでは, PCで作成した Audio CD や Video CD は再生することができません.

■CD-R/RWライティングソフト
 現在,様々なCD-R/RWライティングソフトが店頭で売られていますが,大抵はドライブにライティングソフトが 同梱されて売られています.

 なお,ライティングソフトとしてメジャーなものとしては,次に挙げるようなものがあります.ドライブに同梱され ているソフトは,パッケージ販売されているものと同じ物,もしくは機能的に一部制限を設けたものになっています.

メーカー 名称 備考
Adaptec(ロキシオ ジャパン(?)) Easy CD Creator 非常に使いやすいインターフェイス.ドライブへのバンドル率も高い.ライト版(バンドル版)とデラックス版 (市販パッケージ)がある.国際シェア No.1.MediaPlayer7インストール時に問題が発生することがある.
BHA B's Recorder GOLD 分かりやすいインターフェイス.高機能な他,アップデートも頻繁にあり,ドライブのサポートも豊富.アップデータはこちらから
PRO-G(日本語版を扱う会社) nero パッケージソフト販売のみ.乗り換え版は6800円と低価格.ハッカー御用達の高機能が売り.仮想CD作成機能(ディスク上にCDイメージを作成し,仮想的なCD-ROMとして利用する)も持つ.Super Video CDが作成できる現状唯一のソフト.動作環境に若干のクセ有り
aplix WinCDR プレミアムパッケージはバンドルソフトが豊富(DVDIt! LE等)

 この他,常駐させることによりエクスプローラ上でフロッピー感覚でCD-R/RWメディアを利用することが 可能になる,『パケットライトソフト』というものがあります.

メーカー 名称 備考
Adaptec(ロキシオ ジャパン(?)) DirectCD Easy CD Creator パッケージに含まれる.
BHA B's Clip B's recorder GOLD パッケージに含まれる.最近Windows2000にも対応した
PRO-G(日本語版を扱う会社) InCD neroパッケージに含まれる.nero本体と対応するドライブが異なる.CD-RWメディアには使用できるが,CD-Rメディアは使用不可
aplix PacketMan '01/6 発売.単体パッケージソフト

 パケットライトソフトをインストールする際には,他社製のライティングソフトと共存させないようにしましょう. また,複数のライティングソフトやパケットライトソフトをインストールすることはトラブルの元なので,避け ましょう.私はライティングソフトを2種類インストールしようとしてハマリ,Win2kを再インストールする羽目に 陥りました.

 また,Easy CD Creator/DirectCD を既にインストールしている環境に,MS MediaPlayer7 を新規で インストールする場合は,注意が必要です.たしかMediaPlayer7のダウンロードページに書かれていたと 思いますが,一度アンインストールしてからMPlayer7をインストールしないと,大いにハマリます(経験有り).

 どのソフトを使うかに関しては,多分に好みの問題だと思います.一般的にバンドルソフトがあればそれを 使い,不満が出たときにパッケージソフトを購入して乗り換えるというパターンが多いようです.当然ながらCD-R を焼く機能はどのソフトであっても最低限の水準はクリアしているわけで,凝ったことをしなければバンドルされ ているもので充分でしょう.

 個人的には,B's recorder の使い勝手が非常に気に入っておりますが,Easy CD Creator も使用してい ます.nero は非常に関心が高く,実際に購入して来てはいるのですが,箱に書いてあった動作環境を読んで 少し腰が引けてしまい(MOが接続されている環境はダメ等,いくつか制約事項が書かれていた),インストール していません.でも,いずれ試してみてみるつもりでいます.WinCDRは...CD-R ドライブが出始めた頃に使用 したことがありましたが,インターフェイスが私のフィーリングに合わなかったため,それ以降使用していません.

■用語説明
 CD-R/RWライティングソフトを使用する上で,いくつかの技術用語が出てきます.ここでは, 比較的良く使用される技術用語に関して説明します.

○ CD-R/CD-RW のフォーマットに関する技術用語

    ■ISO9660
    UNIX,Windows,Mac等の様々なプラットフォームで読み込むことの可能なCD-ROMフォーマット. ファイル名は8文字,拡張子3文字(8.3形式)までに制限され,また,ファイル名に使用可能な 文字は半角アルファベット,数字,アンダースコア("_")のみ.UNIXではこの上にRockRidge拡張 が用いられ,長いファイル名やUNIXパーミッション,オーナー情報等の情報を付加することが可能 になる.RockRidge拡張が用いられたCD-ROMは,これに対応していない環境で読み込んだ場合, 通常のISO9660形式として認識される.つまり,ISO9660形式の上にこの拡張を施しているという ことである.この仕組みはJolietでも同様.

    ■ジュリエット(Joliet)
    ISO9660を拡張したフォーマットで,Microsoft独自の規格.64文字までのファイル名 が利用可能になる.なお,Jolietに対応していない環境でこのフォーマットのメディアを読むと, ISO9660形式として認識され,8.3形式で利用可能である. Windows用のライティングソフトはデフォルトでこのフォーマットが使用されるものが多い.

    ■ロメオ(ROMEO)
    Microsoft独自の規格であり,128文字までのファイル名が利用可能である.しかし,ISO9660 との互換性は無いため,Windows95以降のWindowsであれば読むことが可能ですが,その他の 環境ではソフト側の対応が必要になります.

    ■HFS(Hierarchical File System)
    Macintosh のファイルシステム用フォーマット.Mac環境以外で読む場合は,ソフト側での対応が 必要.

    ■ハイブリッド(Hybrid)
    複数のフォーマットを1枚のメディアに共存させたもの.例えばJolietとHFSとを共存させ,Mac,Windows 共に普通に利用可能なCD-ROMを作ることなどが可能になる.

    ■ブータブルCD

○ CD-R/CD-RW 書き込み方式に関する技術用語

    ■ディスクアットワンス
    メディアに対し,必要なデータを1度に一括して記録する方式.追記が出来ず,1枚のメディアに 対し1回のみ書き込みが可能.リンクブロック(データの継ぎ目)が発生しないため,CDプレス用の マスターの作成や音楽CDの作成に向く.

    ■トラックアットワンス
    メディアに対し,データを1トラックずつ記録する方式.トラック単位での追記が可能でであるが, セッション(1回の書き込み作業=1セッション)間に10MB〜20MB程度のリンクブロックが出来て しまう.音楽CDの作成には不向き.ライティングソフトは通常このモードがデフォルト.
    この形式で書かれたメディアは,「マルチセッションCD」と呼ばれる.

    ■パケットライト
    トラックよりも小さな『パケット』単位(UDF 2.0 では 64KB)で書き込む方式.ファイル単位での 書き込みが可能であり,DirectCD等のパケットライトソフトを常駐させることにより,エクスプローラ 等でフロッピーのような操作感覚でCD-R/RWが利用できるようになる.
    なお,パケットライトで使用するメディアは初期化が必要な他,パケットライト用ソフトをインス トールしていないPCで読めるようにするためにはイジェクト時にセッションクローズ/ファイナライズ (追記禁止)という処理が必要である.そのため,フロッピーのように書き込み終了後にすぐに メディアを取り出すようなことはできない(これらの処理は全てパケットライト用のソフト側で行 われるため,操作的な難解さは無い).
    また,CD-Rメディアを使用してパケットライトを行う場合,書き換えは不可能なため,追記 形式になる.そのため,エクスプローラ上でCD-R内のファイルを消すオペレーションを行った 場合,メディア上からはファイルが消えたように見えるが,実際には記録されているデータ領域 を無効にしているだけである.つまり,ファイルを消したとしてもメディア上の空き容量は増えない.
    パケットライト用ソフトによっては独自規格のフォーマットで記録している場合があるが,UDF形式 で記録するのがメジャーであり,問題も少ない.

■CD-Rを焼く[1] Data CD
 本ページでは,SD-R1002 にバンドルされてきた Adaptec Easy CD Creator のライト版を元に, CD-R を焼く手順を解説することにします.その他のソフトを使用する場合も,基本的な操作はほぼ 同じです.

 それでは Easy CD Creator を使用して,実際にCD-Rを焼く手順について見てみましょう.

EasyCD Creatorを起動すると,このような画面が表示されます.凝った設定をしない場合には, 基本的にこの画面から質問に答えていく形式で目的の CD を作成することが出来ます
ここでは Data CD を作成しますので,『データ』を選びます
パケットライトではなく,EasyCD Creator を使用して CD-R を焼きますので,『データCD』を選びます
するとこのような画面になります.この画面で,CD-Rに焼き込むデータを登録します
左上の画面からデータの置かれているフォルダを選び,右上の画面から Drag&Drop で右下の 画面に焼き込むデータを登録します
すると,画面右下にデータが登録され,ウインドウ下に現在登録されているデータの総容量が表示 されます.これを繰り返すことにより,一通り焼き込みたいデータを登録して行きます
どのような形式で焼き込むか等は,画面上「プロパティ」ボタンを押すことによって表示される ウインドウ内で設定します.ボリュームラベルはCD-Rのボリューム名,ファイルシステム等に関 しては,本ページの技術用語説明の欄を読んでください.基本的にはこのような設定でOKです
『ファイルシステム』タブをクリックすると,このような画面になります.作者名等の各種情報を CD-Rに記録する場合には,ここで必要事項を記入してください
『ファイルの種類』タブをクリックすると,このような画面になります.ディレクトリ単位で焼き込むが, その中に不要なファイルが存在する場合はここで記録する対象とならないように設定してください
ちなみに,メニューから『CDドライブプロパティ』を選ぶと,CD-Rドライブの各種情報を見ることができます
例えばこの画面では,CD-Rを焼くためには"D"ドライブとして接続されている,SD-R1003を使用し, 書き込み速度は『4倍速』まで利用できることが分かるほか,その他のファームウエアの情報に関しても 表示されます.
先のメインの画面に戻り,『CDの作成』ボタンを押すと,この画面になります. 使用ドライブは SD-R1002 であり,4倍速で1枚だけ作成するということにします. また,ここで『高度な設定』ボタンをクリックすると,より細かな設定が出来ます
『高度な設定』ボタンを押した結果表示されるのが,この画面です.追記できないようにするためには, 『ディスクアットワンス』を選択します.基本的にはこのような設定でよいでしょう.

ただし,はじめて CD-R を焼く場合には,『作成オプション』を『テストとCD作成』にしておきます.これを 選択しておくと,現在使用中の環境で CD-R が問題なく記録できるかをテストした後,実際に焼く 作業に入ります.しかし,その分時間は長くかかります.

『OK』ボタンを押すと,実際にCD-Rを焼く作業に入ります(テストも選択した場合は,テストに入ります).この画面になってからは,他のアプリケーションを起動したり使用しないようにしましょう.PCの負荷が高くなると,CD-Rの焼き込みに失敗することがあります.
一通りデータが焼き終わると『セッションのクローズ』が行われ...
この画面になれば終了です『OK』ボタンを押してください.

 エラーが表示されていなければ,焼き込みが正常に終了しています.トレイから CD-Rのメディアをイジェクトしてください.

■CD-Rを焼く[2] Audio CD
 ここでは,Adaptec Easy CD Creator のライト版を使用し,オーディオCDを作成する手順について解説します.基本的な操作は先の Data CD と同様ですので,違う点のみ解説します.

Easy CD Creator 起動時に,『音楽』を選びます.
メイン画面はこのような形になります.基本操作は同様ですが,Audio CD を作成するためには, WAV形式のファイルを登録します.(WAV形式のファイルは,CDクオリティ:44.1KHz/16bit sample PCM です.Audio CD から cd2wav 等でディスク上に落としたり,何らかのソフトでこの形式にしたファイルを 予め用意しておきましょう.MP3 形式のファイルを CD に焼くことが可能なソフトもありますが,データ 的に劣化してしまいますので,PCM 形式から直接焼くことをお勧めします)
Data CD と同様,右上の画面から Drag&Drop でファイルを下の画面に登録します.また, 『CDタイトル』や『アーティスト名』もここで設定しておきます.後は,Data CDと同様に焼くだけです.

 このようにして作成した AudioCD は,民生用のCDプレイヤーでも再生可能に なります.好きなアーティストのマイ・オリジナルアルバムを作成し,カーステレオで 聞くのも一興でしょう.

 ただし,プレイヤーによっては,CD-RやCD-RWを読み込めないものが ありますので,注意してください.一般に対応しているプレイヤーは,対応メディアと して『CD-R』と明記されています.

■CD-R/RWでパケットライト
 ここでは,EasyCD Creator と同様の理由で,Adaptec Direct CD の使用に関して説明します.

新規メディア挿入時の操作

CD-R ドライブにブランクCD-Rメディアを挿入すると,このような画面が表示されます.この画面から, DirectCD を使用するか,Easy CD Creator を使用するかを選ぶことができます.ここではDirect CD を使用しますので,一番上のアイコンをクリックします.
次に,このような画面が表示されます.この後,質問に答えて行く形で作業は進みます.
どのドライブを使用するかの確認画面です.『次へ』をクリックします.
CD-R/RW を DirectCD で使用可能にするため,フォーマットするよという確認画面
メディアにボリュームラベルを付けます
一通りの質問項目に答えると,メディアのフォーマットが始まります
フォーマットが終了すると,このウインドウが表示されます.これ以降,CD-R/Wのメディアに対し,エクスプローラ上から フロッピーと同様にDrag&Dropでファイルを書き込む/削除することが可能になります.
いくつかファイルを書き込んだ後,ドライブのプロパティを表示するとこのような ものが表示されます.なお,CD-Rメディアを使用している場合, ファイルを削除しても空き容量は減少しつづけます.これは,メディアが書き換え に対応していないため,実際には容量を消費しているけれども,見えないように しているだけのためです.
『DirectCDウイザード』タブを押すと,DirectCDの各種設定を行うことが可能な画面が表示されます.

メディアイジェクト時の操作

タスクトレイで DirectCD アイコンを右クリック,またはエクスプローラで右クリックして『取り出し』を押します
次回,どのような環境でこのメディアを読むかを聞いてきますので,答えます.『完了』をクリックするとファイナライズ等の処理に入ります
終了処理は若干時間がかかりますが,しばし待ちます...
この画面が表示され,メディアが取り出されてます.

 イジェクト時に『次回,この CD へは DirectCD で読み書きを行います』を選ばなかった 場合,他の DirectCD をインストールしていない PC で,通常の CD-ROM として扱うこ とができます.

■続き...
 文章が長くなりましたので,分割しました.CD-R/RW/DVD 利用可能なコンボドライブを活用 [3] DVD を使うに続きます.


『BKi810 活用メモ』 へ戻る