スペック

■BKi810E v7.3Aスペック
M/B PC CHIPS BKi810E v7.3A
サポートするCPU Intel Pentium3,Celeron C0/D0 コア
Celeron 〜1100 MHz
Pentium3 〜1000 MHz (FSB 100/133MHz)

 メーカーのページによると,BKi810/810E v3.3A と v7.3A は Tualatin にも 対応しているほか,v7.3A は Celeron 1GHz/1.1GHz に対応しており,Pentium3 1.0GHz にも対応とある.そしてただし書きとして,『Celeron 1GHz 以上を使用 する場合は,冷却対策していること』と,書かれている.以上のことを 踏まえると,現在店頭で容易に購入可能な Celeron 1.1AGHz が, FDDを抜いたりなどして行う排熱対策を施せば,普通に動くかに思える.

 しかし,最新の BIOS イメージ内の マイクロコードをチェックしてみた所,Tualatin 用のコードは含まれていなかった. また,実際に Tualatin コアの Celeron を v7.3A に取り付けてみた所, 起動しなかった.以前,下駄を使用して BKi810 v3.3A に同じく Tualatin コア のCeleron を搭載した所,しばらくは動作していたが,コア電圧生成回路 周りの焼損と思われる状態になり,M/B が故障して二度と起動しなくなった ことを考えると,メーカーサイトの記述の信憑性には疑問を感じ得ない.

 以上のことを総合的に判断すると,BKi810 では, Coppermine コアで使用するのが安心だと考えられる. ただし,M/B に若干の改造を施し,(恐ろしく発熱する)コア電圧生成回路周りを 強制冷却したところ,Tualatin コアの Celeron 1.4GHz が v3.3 で動作したとの 報告もあるため,下駄を使用しても全く動作しないというわけでは無さそうだ.

RAM PC100/PC133 SD-RAM DIMM 2スロット (〜512MB)
(BUS Clock 66MHzなら,PC100でなくてもいいかも)
チップセットのメモリバンク数の関係で,256MB DIMM を使用するのが好ましい. 一般に売られている 512MB DIMM は,動作しないことの方が多い
Chipset i810 (82810(GMCH)+82801AA(ICH))
(ただし,ICHが82801AAなので,IDEはUDMA66までのサポート).BKi810E v3.3A と同様に,チップヒートシンク取り付け済
VGA Intel i810 chipset内蔵
Audio C-MEDIA CMI8738
Modem MicroModem HSP56
LAN Realtek RTL-8139
IDE i810 (UDMA 66まで対応)
Case Book型(だと思われます)
電源 M/Bのみのジャンクを購入したため不明.おそらく従来通り の PS100W 電源.ただし,この電源は2タイプ存在し,シールの色が黄/緑, ファンガードがシャーシ加工/ワイヤーという違いがある.騒音はどちらも同じ くらいだが,後期型の方は電源容量が 12[V] 5.5[A] から 6.0[A] に 上がっているようだ.
外部接続端子 Key(PS/2),Mouse(PS/2),USB*2,10/100Mbps Ether,S-Video out,コンポジット out,パラレル,VGA,Joystic,Head hone,Line In, Mic In

その他,M/B上に,モデム用ポート,SPDI/F,内蔵スピーカー用コネクタ, シリアルポート用コネクタ,フロント用USB端子が確認できた.なお,従来は 取り付けられていた圧電ブザーが無くなっているので,スピーカーを接続し ないと起動時のビープ音などを聞くことはできない


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