■このページの趣旨 | ||||
基本的に,キットに添付されているマニュアル(英語)はとても分かりやすく書かれているため,
このページはあまり存在意義が無いかもしれません.購入を検討している人
の参考になればという意味で,まとめてあります. なお,TerminatorII シリーズでは,従来の Terminator シリーズとはバラシ方やパーツの 取り付け方がかなり変更になっているので注意. |
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■組み立て作業の実際 | ||||
■電源ユニットの設定 | ||||
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■シャーシを外す | ||||
■電源を外す | ||||
■M/B ツアー | ||||
■CPU とメモリーの取り付け | ||||
■光学ドライブとディスクの取り付け | ||||
■動作確認 | ||||
■通電チェック | ||||
完成したら,電源を入れてきちんと動作するか確認しましょう.チェックポイン
トは,きちんと起動画面(BIOS画面)が出るか,起動画面でCPUの種類や
動作クロック,メモリ容量,ディスク,CD-ROMは正しく認識されているかを見ます.
図 BIOS POST画面 (ん?後で気が付いたのですが,DRAM が 333MHz と表示されてる…. PowerNow! ベースの MT-32 のときは 400MHz と出てるのですが…) T2 の場合は電源にもファンが取り付けられていますので,ケースを開けたまま通電 しても問題ないでしょう.何かあったときに再び開けることになる場合がありますので, この状態で通電チェックをすることをお勧めします. なお,T2 の BIOS は MyLogo 機能があるため,普通に起動した場合はロゴ表示 (TerminatorII AE1 の画像とロゴがデカデカと画面一杯に表示されます)が邪魔をして BIOS の起動画面が拝めません.画面の指示通り『TABキー』を押してブートプロセスを 確認するか,『DELキー』を押して BIOS 画面中から各種接続デバイスなどが認識されて いるかを確認すると良いでしょう. 図 起動ロゴ画面 |
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■OSのインストール時の注意点 | ||||
次に OS のインストールですが,ここでは少しコツがあります. BIOS 設定がデフォルトの場合,S-ATA に接続されたディスクは RAID 配下に置かれ, BIOS からは IDE デバイスとして直接見ることが出来ません.そのため,T2-AE1 に同梱 されているドライバディスクを用いて別の PC で RAID コントローラのドライバ FD を作成 してインストール時に読み込ませるか,BIOS 設定を変更して BIOS から IDE デバイスとして 見えるようにする必要があります.私は後者を選択しました. この設定を行うには,BIOS 設定の『Main』->『Onboard PCI S-ATA Controller』の設定値を 『RAID By Rom』から『IDE By Bios』に変更してください. ついでに起動デバイスの順番をこのときに変更しても良いでしょう. 『Boot』->『Boot Device Priority』の所で,FDD->CD/DVD-ROM->HDDの順でプライオリティを 設定しておくと良いと思います.
図 BIOSでRAIDの設定を変更 最後に LBA48 に関してですが,RAID コントローラのドライバを読ませず,S-ATA ディスクを BIOS から IDE として見せる設定をした場合,ディスクはインストーラから 137[GB] の領域まで しか認識されません.私は元々パーティション分けする計画でおりましたので,32[GB]の領域を 切り,まずはここに OS をインストールし,一通りインストールが終わった後で残りの領域(約 220[GB])を1つのパーティションとして設定&フォーマットすることにしました. ちなみに私は Windows 2000 SP4 でのみ試しましたが,OSのインストール終了後も S-ATA RAID コントローラのドライバを入れるまでは 137[GB] までの領域までしか認識されませんでした. 『あれれ?』と,なる方がおられるかもしれませんので,一応書いておきます (レジストリを弄っても認識されず,一瞬焦ったことは内緒です :-P ). |
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■BIOS update,ドライバのインストール | ||||
OS のインストール終了後,付属CD-ROMからドライバやユーティリティを入れていくことになる
わけですが,ここでもいくつか注意点があります. おそらく購入時には BIOS が 0202 になっていると思いますが,0402 に上げておいた方が 良いでしょう.BIOSのイメージファイルは ここにあります.きちんと 検証したわけではないので誤った情報の可能性もありますが,BIOS が 0202 のときには, AGP Configuration で Share Memory を 128[MB] にすると,OS 起動画面以降で画面表示が崩れる ことがありました(殆どブラックアウト).他の要因が絡んでいる可能性も否定できませんが, 少なくとも BIOS update 後はこの設定にしてもこのような症状に陥ることは無くなりました. 次にドライバインストールに関する注意点ですが,VGA ドライバだけは CD-ROM のインストーラ でインストールしてはいけません.Win2K でのみ発生する症状かもしれませんが,画面解像度 を XGA よりも大きく設定した場合,モニタの設定如何に関わらず,モニタの物理的な解像度が XGA として扱われるようになってしまいます(例: XGA の物理的な窓から, SXGA の論理的な解像度 を持つ画面を覗き込む形になる.低解像度の液晶パネルを持つ Note PC で大解像度の画面を設定 したときのような状態になる). ハードウエアウイザードが『新しいハードウエアを検出しました』と,来たときに,VGA ドライバ に関しては『CD-ROM 内でドライバを探す』オプションで検索させましょう.この方法でインストール すると,きちんとインストールされます(ただし,ガンマ調整等のユーティリティは自動では 入りませんので注意). |
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■まとめ | ||||
K7DDR のリプレース用を考えて購入した T2-AE1 ですが,届いたのは金曜の朝.
金曜の深夜にワクワクしながら会社から帰って来て組み始めたのですが,何か
体調悪いなーとか思っていたら土日は39度の熱.医者にもらった薬を飲みながら,
たまにベットから起き上がって設定をして,しんどくなったらまた横に…みたいな
ことを,子供に飛びかかられつつ&嫁さんに白い目で見られつつしてました…. まぁそれはさておき,久々に所有感を満足させられるマシンに出会えた感じです. 大きさ的には若干 T1 よりは拡大されているのですが,設置してみると全く気に なりません.また,開け閉めは大変ですが,内部の空間が広く取れる構造に なった点もポイント高し.Athlon64 が利用でき,S-ATA や IEEE1394 がオンボード で乗ってきたことも嬉しい限りです. 病み上がり故 :-<, まだ完全には環境整備出来ていないのですが,TMPGEnc を 使用して MPEG2 ファイルの再エンコードをさせた感じでは,K7DDR + AthlonXP-M 2600+ を大幅に上回る体感速度でした.また,いくつか走らせてみた ベンチ結果も良好.これらに関してはまた別ページに後日まとめることにします.
一方いくつか気になる点もありまして,まずは騒音.低負荷時には全く気に ならないのですが,高負荷を続けたときにはやはりそれなりの轟音になります. パフォーマンスと静音性のトレードオフの面もありますが,今後改善して行きたい ポイントです. これに関連してもう一つ気になる点もあります.付属 CD-ROM から Asus Probe をインストールして CPU や M/B 温度を監視しつつ『午後のこ〜だ』の耐久ベンチを 走らせてみたのですが,Q-Fan 機能によりファンの回転数の上がるタイミング と Asus Probe の報告する CPU or M/B 温度が連動(と,書くと語弊があるかも しれませんが,『ある閾値を越えたら』というポイントが今ひとつはっきりしない) していないように見受けられます.この道はいつか来た道…と,ばかりに SpeedFan を使用して温度センサを直接覗いてみたところ,センサに3番目のものが見付かり, CPU 温度よりも 5度近く高い温度を示していました.しかし,CPU 温度とほぼ連動 して上下するのですが,CPU ダイ上のサーマルダイオードを見ているときのような 急激な変化はありませんでした.この点に関しては,今後色々と調査する必要が ありそうです.
最後にオンボード VGA に関する問題なのですが,Cool'n'Quiet をオンにして
いると,クロックが変動したタイミングで画面に一瞬ノイズが乗ります.同様の
症状は K8S-MX でも報告例有り.気になると言えば気になるので,AGP に Video
Card 挿そうかなぁと計画中です.ドライバ側のチューニングで何とかなるのであ
れば嬉しいのですが….
最後の方で多くの気になる点や問題点を列挙する形になりましたが,これは 決して『ダメ出し』という意味ではありません.今後色々と調査しつつ問題解決/改善 して行きたいと考えています.あっさり動いて全く何も問題が出てこないと, それはそれでつまらいですし :-) 何れにしても,手持ちの Terminator としては最強マシンが手に入った形になり ましたので,これからは重いジョブは K7DDR から T2-AE1 へシフトしていくことに なると思います. # 早く Turion64 届かないかな… |
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