しかし,これだけ酷い状態でありながら,ユーザーや販売店に対しては何も告 知はなされていないようです.同僚の一人は,「こんなもんかな」ということで 耐えて使用していましし,相談した販売店の人からは,「故障や不良ではありま せん」と,言い切られました:-
「仕様」の範囲だと言われればそれまでですが,その後の機種では直されてい るので,使用感に関わる深刻な問題ですので,この手の話しはもっとオープンに してもらいたいものです.
何はともあれ,キーボードの不良が考えられる方は,本体を開ける前に,修理 に出しておくのが得策と言えましょう.改造の形跡があった場合には,保証期間 内であったとしても,有償修理になる可能性がありますから.
自分で増設する最大のメリットは,やはり安く上がるということです.64MB増 設して128MBにする際にかかる費用は,SONYに頼むと48000円かかりますが,自分 でやれば,2万そこそこで交換ができます.また,増設を依頼する場合には数日 間VAIOが手元を離れ,その間使うことができなくなりますが,自分でやればこう いうことはありません.
では,メモリ増設の手順を,以下に順を追って説明しましょう.なお,以下の 画像はクリックすることにより,大きな画像が表示されます.
ピンボケ&ホワイトバランス無茶苦茶な写真もありますが,そのまま載せてあ ります(_ _)
まず,裏蓋を開けます.その際には必ずバッテリーを外し,ACアダプタも外して おきます.外すネジはキーを固定している真ん中の1本で良いのですが,この写 真では全てのネジを外してあります
次に,キーボードをずらして外します.ツメを折らないように慎重に
キーボードとロジックボードを結ぶ,フレキシブルケーブルを外します. 写真上側に向かってロックを外してから,ケーブルをするするっと抜きま す.無理をしないように注意
キーを外し,放熱板を露出させます
本体向かって左側の放熱板のネジを外します
放熱板を外すと,下からメモリソケットが出て来ます.放熱板はネトッと固定さ れているので,じわじわと力をかけて剥すこと.無理しないように
メモリソケットの拡大写真
ここにVAIO用のメモリを2つ1組で装着.方向に注意して,無理に押し込ま
ないように丁寧に&きっちり装着.
装着後は逆の手順で再び組み上げ.キー
ボードのフレキシブルケーブルに傷を付けないように丁寧に作業をすること
Windows起動後,マイコンピュータのプロパティで,メモリ容量が 128MB(127.0MB)になっていることを確認して完了
改造は当然ながら自己責任で行うベシ