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まず,バッテリーを外し,裏側のネジを一通り外します |
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次に,バッテリ固定部分の部品を両側とも外します.マイナスドライバーを隙間に入れ,こじる感じでやるとスポッと外れますが,無理をして割らないように気を付けて下さい. |
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キーボードをずらして外し,持ち上げます.キーボードはフレキシブルケーブルでロジックボードと繋がっているので,無理に引っ張らないようにしてください. |
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フレキシブルケーブルは,ロジックボード側のコネクタのロックを,上側に少しずらすと,するっと抜けます.これでキーボードを外すことができます. |
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ロジックボードが露出したら,向かって右側のアルミの放熱板を固定している4箇所のネジを外します. |
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この放熱板は,粘着力(糊ではありません)のあるラバーのようなもので貼り付いています.ネジを外した後,端の方から少しずつ力を入れ,徐々に外します.無理をして板を曲げないように気をつけましょう. |
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アルミの放熱板を外した後,パームレストの手前側の方を少し持ち上げます. |
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この状態ではまだ,タッチパッドとスピーカーに配線が接続されたままになっています.持ち上げすぎないように気をつけましょう. |
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上にずらすようにすると,これらのケーブルを外さなくてもディスクの換装は可能です.(一通り配線を外しておいた方が安心かもしれません) |
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ディスクは,固定用のステーをロジックボードにネジ止めする形で固定されているので,これら2本のネジを外します. |
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ディスクのコネクタは,高密度のフレキシブルケーブルで固定されています.写真のように,コネクタのロックを上に跳ね上げ,するっと外します. |
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ディスクを本体から外した後,コネクタを外しましょう.片側から無理な力をかけるとピンが曲がりますので,丁寧に外すようにします. |
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ディスクはこのような形で,ステーに4箇所ネジ止めされています.(黒いテープの下にも固定用のネジが付いています) |
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今回用意したディスクは,東芝の9.5mm 厚の 2.5inch 20GB IDE HDDですIBM製品よりも若干値段が安く,また,動作音も若干静かなような気がします.
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そしてこれが問題のディスク固定用のステーです.このように,9.5mm厚のディスクを取り付けると,コンマ数mm ほどネジ穴がずれてしまいます.
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そこで,ネジ穴を加工することにします.ヤスリを用意してください.値段的には,1本100円もしないと思います.
これでシュシュシュと少し削ってタテ方向に穴を少し大きくしてください.くれぐれも,ヤスリがけの結果出た金属粉がディスクやロジックボードにかからないように気を付けて下さい.また,加工後はステーをきれいに掃除するようにしましょう.金属粉がパターン上に乗ってしまうと,最悪回路がショートし,故障してしまいます.
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穴を大きくした結果,このようにネジがきちんとはまるようになります.
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組み上げは,これまでの逆の手順で行ってください.注意点としては,スピーカーを接続している配線を,ネジで挟まないようにうまく取り回してください.下手をすると筐体裏側のネジを締めた際に,断線してしまいます.
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組み上げてネジ止めすると,このようにカチッと止まります.写真を見ると,何となく隙間が開いているような気がしないでもありませんが,ガタついたりすることはありません.
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起動してBIOSで確認します.きちんとAUTOで20GB認識しているのが分かります.
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前回,IBM 製の 12GB HDD に換装した際には動作音がえらくやかましくなりましたが,今回の東芝の 20GB HDD では,そういったことはありませんでした.
私の場合,この VAIO は出張用として使用するため,仕事環境一式を入れて持ち運んでいます.その関係で,12GB では少し辛かったのですが,20GB ではある程度余裕を持って使うことが出来るようになりました.