■USB Hub | ||||||||||||||||
■USB Hub の使い勝手 | ||||||||||||||||
本サイトでUSB Hubを採り上げるのは2回目になります.USBに関して
は前回解説を行っておりますので,
こちらのページを参照して下さい. 前回 4port の USB Hub を購入してから,しばらくの間は問題なく便利に 使えていました.しかし,その後手持ちの USB 機器が増えてきたため,トータル での使い勝手が悪くなってきました. 具体的には,USB 機器は Plug&Play で使いたいときにコネクタへ差し込み, 使い終わったら抜くということが出来るわけですが,デスクトップPCの場合は 挿しっぱなしの方が何かと便利です.このことを考えると 4port 程度ではすぐに ポート数が不足気味になります.また,小型軽量のHubの場合,自重や固定 具合がケーブルを抜き差しするときのテンションに絶えられず,Hub本体が 移動してしまいます.片手でHub本体を掴み,片手でケーブルを…と,いった感 じで操作しなくてはなりません.この作業がかなり煩わしく感じられました. そんなおり,ACアダプタの故障が原因でHubが利用できなくなりました. 修理するよりも別のを買おう…と,なったのが今回の話の発端です. 買い換えるにあたって考えたのは,以下の事柄です.
BKi810 は USB1.1 ですので,ここは割り切り,USB1.1の多ポート搭載タイプの Hubを探すことにしました. |
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■7ポートセルフパワー USB1.1 Hub | ||||||||||||||||
多ポートのUSB(1.1) Hubをgoogle等で検索したところ,例えば
ロアスや
エレコム,
サンワサプライ,
コレガ,
ロジクール等の
多くのメーカーから,6〜7ポート程度のセルフパワー専用
の製品が販売されているのが分かりました.これだけの種類が出ているのであれば,
選定に迷うくらいであろう…と,勇んで近場の電器店に出かけたのですが,店頭に並んで
いたのは候補中のサンワサプライ製品のみ.選択の余地無く,これを購入しました.
単なるUSB Hubですので,性能的に特出する部分はありません.あとは転送レートが 出ないであるとか,たまに認識しなくなるようなトラブルが発生するか否かですが, 幸いにトラブルもなく,普通に動作しました.(気になると言えばACアダプタが奥まで 刺さっていないことですが,これには目をつぶることにしました) 手持ちの一通りのUSB機器を接続した後でも,現在まだ若干ポート数に余裕が出てい ます.利用してみての感想としては,『繋ぎっぱなしはとても便利』の一言に 尽きます. USB ケーブルの抜き差しが面倒だなぁとお悩みの貴兄は,ぜひお試しあれ. |
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■4ポートセルフパワー USB 2.0 Hub | ||||||||||||||||
ついでと言っては何ですが,我が家の新興勢力かつ現在私のメイン環境である
Asus Terminatorおよび,
Pentium3-S 1.4GHz dual(当然 CPUファンレスの静音仕様) マシンでは,USB 2.0
および IEEE1394 が利用可能になっています.近々書くと思いますが,USB2.0 対応
の外付けディスクやスキャナを利用することが多く,これらマシン用に USB2.0対応
Hub も欲しいなぁと考えていました.Asus Terminator K7DDR はフロントに USB 2.0
のポート出ているのですが,その他のマシンは拡張カードを使用している関係で,
背面ブラケットにしかコネクタがありません.つまり,使い勝手を良くするために
背面からケーブルを這わせ,手の届く所で USB 機器類を接続できるようにしよう
ということです. こちらに関してはあまり高望みはせず,4portタイプを選択しました.ただし, ケーブルを抜き差しする際ののことを考え,Hub 本体を磁石でカチッと固定できる タイプにしました. ※なお,USB2.0 は下位互換性が保たれているため,USB1.1対応の機器を接続したり, 逆にUSB1.1しか対応していないPCに使用することもできます.
こちらも基本的に極々普通の USB Hub ですので,性能上他社製品と 差が出ることはまずありません.そしてトラブルもなく,無事に動作しました. パフォーマンスのチェックはしにくいのですが,USB2.0 対応外付け HDDを 利用した限りでは素晴らしく高速に通信が行えており,USB1.1 と比較して 劇的なパフォーマンスアップが図れました. ※USB 2.0 はカタログスペック上は 480Mbps となっているが,実際には様々な オーバーヘッドが存在するために理論値通りのスピードが出ない.また,これ ほど高速にデータをやり取り可能なデバイスは殆ど存在しないため,きちんと パフォーマンスが出ているかに関して簡単にベンチを取る方法はありません. ただし,3台のマシンでHubを切り替えて使用しようとしていた USB 切り 替え機(メカニカル的に切り替える)が動作しませんでした.でもこれは, 切り替え機側の問題だと思います. また,HUB本体固定用の磁石もかなり強力なものが使用されており,通常の コネクタ抜き差しでは本体がずれるようなことはありませんでした(但し, 斜めにテンションをかけつつ抜こうとした場合は外れます). |
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■カードリーダ | ||||||||||||||||
■メモリカード規格あれこれ | ||||||||||||||||
本サイトでメモリカードリーダを採り上げるのも2回目になります.前回は
こちらのページに解説したように,PC Card と SmartMedia の
ダブルスロットのタイプを購入しました.しかし2年も経つと世間の情勢は様変わり
しており,CompactFlash は健在ですが,(私も酷評していたところの) SmartMedia は
案の定消え行く方向に流れています.その代わり SD メモリカードが新興勢力として
勢力を伸ばしてきました. 現在メインストリームで使用されているメディアは,あまり普及していなかったり マイナーな規格を除くと,CompactFlash,SD メモリカード/MMC,MemoryStick,xDピクチャカード 辺りでしょうか.なお,SDメモリカードとMemoryStickはさらに標準的な大きさのタイプと 小型のタイプのものが規格化されています. 私の独断と偏見で書かせて頂くと,xDピクチャカードは SmartMedia の後継であり, 従来 SmartMedia を使用していたメーカー(富士フイルム,オリンパス)製デジカメ以外で 利用されているものは殆ど見かけません.一方 SDメモリカード/MMCは,デジカメや シリコンオーディオ,PDA,携帯電話等々様々なジャンルの製品に使用されており,勢力的には CompactFlash を凌ぐのではなかろうかと思えるほどです.小型で大容量であり,値段も (CompactFlash程ではないが)廉価になって来ていますので,いずれシェアの殆どを握る かもしれません. 一方老舗の規格とも言える CompactFlash は,現在も順調に容量が増大しており,価格も 順調に下降しています.また,ネックであったスピードに関しても,最近は高速なタイプが 多くのメーカーから発売されています.ちなみに CF TypeII 規格対応の機器であれば, 超小型ハードディスクである MicroDrive が利用可能な物が多く,近々 4GB MicroDrive が発売になります.コストパフォーマンスと最大容量の点では,現時点で最も優れた規格と 言えるでしょう. もう1つの勢力である MemoryStick は,SONY 製品以外で使用されることは殆どありませんが, 家電やオーディオ,コンピュータまであらゆるものを SONY 製品で統一している場合,とても 重宝するという話も聞きます.しかし,つい最近大幅に仕様変更された様子を見て,私は SmartMedia のときの様子を思い出しました.規格の発表当初,スケーラビリティを謳っていた 覚えがあるのですが,128MBを超える MemoryStick は従来品と別仕様になります.そのため, 手持ちの製品が新規格に対応していない場合,メディア容量は 128MB で打ち止めとなります. 既に何らかのメモリカードを使用する製品を持っている場合は,同一規格のものを使用する 製品を選択する(複数の規格のメモリカードを混在させると,何かと不経済です)という 方向で良いと思うのですが,デジカメ等を新規に購入しようと考えている方に対しては, 私は次のようにアドバイスしています.
では私の場合はと言うと,基本的に CompactFlash でまとめていますが,DVカメラやPalmは SONY製であることもあってMemoryStickです.その他,SDメモリカードやSmartMedia を利用する 機器も若干ありますが,基本的に CompactFlash 以外は複数のメディアを購入していません. (現在,デジカメの刷新を考えており,今後SDメモリカードにシフトするかもしれませんが) |
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■USB カードリーダに求める物 | ||||||||||||||||
さて,前回は平たい(横型)タイプのカードリーダを購入して使用してきたわけですが,
使い込むうちに色々と難点が見えてきました.簡単にまとめると,以下のようなポイントで
使い勝手が悪いと感じました.
あまり特殊な要求ではないと思うのですが,世間の趨勢は 『多種類のカードを利用できる』『小型軽量』を売りにするものが 多くなって来ています.その反面,使い勝手を考慮した製品は 少ないように感じます. |
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■缶型カードリーダ | ||||||||||||||||
使い勝手としては,とても良いです.これまであまり気にならなかったデジカメからの メディア取り出しが煩雑に感じられるほどです(マスストレージクラス対応のデジカメを 使用すれば良いと言えばそれまでですが).ただ,USB Hub機能は今ひとつな感じで,手持 ちのちょっとした大電流を必要としないような機器も動作しませんでした.
一時期,本カードリーダのような『缶型』の製品がいくつか出てきていた覚えがあるのですが, 現在も現行商品として売られているものは殆ど無いようです.MediaReader CAN URW01MC も2002年 7月に発表された製品なのですが, TDKのページを見てみると,既に 旧製品になっています.USB2.0やMemoryStickへの対応が成されていないため,早々に引退して しまったようです.しかし, ドライバダウンロードページを 見ると,一応 2003 年になってもメンテナンスはされているようなので,当分の間は安心して 使えそうです. ちなみに『今現在,新品で購入可能なのか?』に関しては,在庫を持つ店がかなりあるよう なので,今しばらくは大丈夫そうです.後継機種が出ていないようなので,縦型タイプが必要 な場合は,早めに購入した方が良いかもしれません. |